レザークラフト

レザークラフト初心者が2つ折り革財布を作ってみた

レザークラフトを始めた時の目標、それは革財布作りでした。

今回は、レザークラフトを始めて少しだけ経験をつんだ私が2つ折りの革財布作りに挑戦してみることにしました。

先にネタバレすると、作業工程は多めですが同じ作業の繰り返しです。

初心者でも基本さえ覚えてしまえば、作ることができます。

是非参考にしてみてください。

 

では作っていきましょう!

レザークラフト初心者が2つ折り革財布を作ってみた!

外側と内側は違う革を準備します。

理由は、外側と内側の革を別で用意することで、色味に変化を与えるため。

内側の革には右に小銭入れ、左にカード入れを作ります。

内側が作り終えたら、外側の革1枚をボディとして内側の皮と縫い合わせます。

2つ折り財布の右側に小銭入れを作ります

小銭入れの上部分作成から作ります。

ハトメ抜き18号で穴をあけます。

バネホック(大)(凹)をつけます。

ホック打ち(大)を使用します。

内側の革に小銭入れの上部分をつけます。

ボンドで固定します。

菱目打ちで穴をあけます。

穴をあけました。

糸で縫います。

縫いました。

小銭入れの上部分完成です!

 

次に小銭入れの下部分を作ります。

バネホック(大)(凸)をつけます。

ホック打ち(大)を使用します。

ボタンをつけました。

裏側に小銭を入れた時にふくらように革をつけます。

ボンドで固定します。

ふくらみ用の革をボンドではった後、2重にして穴をあけます。

縫います。

小銭入れの下部分完成です!

 

上部分下部分を組み合わせると小銭入れになります。

後は下部分を本体土台に固定します。

内側の革と小銭入れをボンドで固定します。

小銭入れと内側の革を一緒に穴をあけます。

縫います。

小銭入れ完成です!

下の部分はまだ縫っていないので、小銭を入れても落ちます。

後ほど縫います。

右側完成です!

 

2つ折り財布の左側にカード入れを作ります

カード入れ用土台に、T字の革2枚四角の革1枚を上から順番に合計3枚つけます。

T字の革をカード入れ用の土台にボンドで固定します。

穴をあけます。

縫います。

もう一枚のT字の革もカード入れ用の土台にボンドで固定します。

穴をあけます。

縫います。

四角い革。

一番下にボンドを付けて固定します。

カードケースが形になったら、カード入れ全体の仕上げをします。

右辺に縦で穴をあけます。

縫います。

カード入れ完成です!

後は内側の革の左側につけるだけ。

上辺、下辺、左辺の3辺をボンドで固定します。

右辺はボンドで固定しません

理由はカードケース内側の革との間にスペースを作り、追加のカード入れになるため。

カードケースの上部分を穴をあけ、縫います。

下辺と左辺は外周を縫う時にまとめて縫います。

左側完成です!

 

2つ折り財布のボディとなる外側を作ります

ボディの作成をします。

財布の顔となる革。

今回はルガトショルダーのワイン色を使用します。

財布の大きさにカットします。

そしてボタン取付用に穴をあけます。

いったんボディは終わりです。

次にベルトを作ります。

ひょうたん型にカットします。

カットの後はやすりを使って形を整えます。

2枚用意して2枚を重ねます。

2枚作る理由は丈夫にするため。

ボンドで固定します。

穴をあけます。

縫います。

3分の1は縫いません。

理由はボディと一緒に縫うため。

ボディに合わせてテープで固定し、印をつけます。

目打ちでしるしをつけました。

ベルトとボディを縫います。

革が重なると縫うのに力が必要です。

手で抜けないときはペンチを使用すると良いです。

ベルトとボディを縫いました。

ベルトの反対側には、ボタンの受け側をつけます。

写真を撮り忘れたので、付け方は割愛します。申し訳ないです。

ベルトにボタン用の印をつけ、穴をあけます。

穴をあけました。

コンチョとよばれるボタンをつけます。

今回はアメリカドルデザインのコンチョを使ってみました。

差し込んだ後、ネジをつけて固定します。

このネジはプラスネジなので、プラスドライバーで回します。

コンチョをつけました。

アクセントとして良い感じです。

残りはあと少しです。

お札入れ部分は内側の革と色を合わせるため、内側の革を付けて縫っていきます。

穴をあけます。

縫います。

穴をあける時に斜めに入ってしまったようで、少し曲がってしまいました。

ヒシ目打ちで穴をあけるときは、垂直になるように意識しないといけません。

厚めの革が重なり合うと、穴あけが難しいです。

2つ折り財布の内側の革と外側の革を合わせます

さて、最後です。

小銭入れとカードケースがついている内側の革外側のボディの革縫い合わせます

ボンドで固定します。

外周に穴をあけていきます。

分厚いと穴あけも難しいです。

ここは作業量が多く苦戦しました。

穴あけが終わったら縫います。

2つ折り革財布の完成!!!

2つ折り革財布を完成させました!

長い道のりを経て…完成!!!

ちょっと不格好なところもありますが、愛着がわく自信作ができました。

使用して、自分色に染まっていってほしいです。

レザークラフトを始めた当初の目標だった、財布が作れてとても感動しています。

 

最後に、財布作りとなると非常に難しそうに聞こえますが、結局のところ基本の繰り返しです。

レザークラフトの基本的な作業工程は以下の通りです。
・革を切る
・ボタンをつける
・ボンドをつける
・穴をあける
・糸で縫う
・革を磨く

レザークラフトはどんなものを作ろうとも、作業工程に大きな違いはないと思います。

これは実際に財布を作ってみて実感しました。

ぜひ、お試しを!

 

ではこのへんで。